今日は猛禽類の目についてブログを書こうと思います。
猛禽類は食物連鎖の中でも強い立場にいるので、
生まれてすぐは目が見えません。
こんな感じで、目はしっかりと閉じられています。
成長するにしたがって、目が開いて見えるようになります。
↓昨日もUPしたベンガルです。
だんだん大きく、丸く開くようになり、
生後1ヶ月程度でまん丸の可愛い目になります。
ウサギフクロウのヒナです。
ふわふわの羽角がキュートですね。
このヒナは新しい家族の元へ行ってしまったので現在こちらにはいません。
鳥類は『目の動物』といわれるくらい、視力の良い生き物です。
ワシ・タカでは人の8から10倍の視力があり、
数キロはなれた上空から地上の獲物を見つけることが出来ます。
またフクロウ・ミミズクは月明かり程度の光があればものを見ることができます。
そのため、夜もはっきり目が見えていて、狩りができるのです。
『フクロウたちが昼間動かないのは目が見えないからでしょう?』
といわれてしまうこともありますが、そんなことはありません!
昼間も目はしっかりと見えていますが、
フクロウたちは動きまわるのが苦手なため動かないだけです。
さて、いくつか写真をあげてきましたが、目の色にご注目ください。
目の色がなぜこんなに違うか、ご存知ですか?
フクロウの目の色は、だいたい狩りの時間で決まるといわれています。
黄色の目→昼間
オレンジ色の目→夕暮れ時
茶色の目→夜
もちろんこの限りではありませんが、このようになっています。
またワシ・タカ・ハヤブサは夜行性ではないので当てはまりません。
高い高い上空から地上がよく見えたら面白そうですよね。
一度猛禽類の目線で、世界を見てみたいものです。